「声に出す」というのは、相手に話しているつもりが、実は「自分の耳を通して聞いている」ことでもあるんですね。
これが人との対話、カウンセリングによる効果なんです。話すって大切ですね。
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まずは話してみませんか?


皆さん、こんにちは。気がつけば、もう9月ですね。ジトジト雨は降っていても、南半球では、
20世紀最後のオリンピックが幕を開けました。こんなにじっくり開会式を見た事がなかった私。
何はともあれ、皆で作り上げていくという行為に、久々に感動してしまいました。素直に参加
したくなって、オリンピックのボランティアっていうのも悪くないな・・・なんて思ったり。
人間の笑顔ってイイですよね。うれしそうな顔って、こっちまでついニコニコしちゃいます。

さて、今回のお題は「話す」という事についてですが、これって自己表現の一種ですよね。
この自己表現が、何らかの形でうまく表現されてる時は、そこそこうまくやっていける。
とはいえ、自分の悩みや苦しみって、そう簡単にペラペラと他人に話せませんよね。
だから、ついつい抱え込んでしまう。誰にも話せない、誰も私のこと何てわかってくれない、
誰も受け止めてくれない、誰も聞いてくれない等々、これは想像以上のストレスとなって、
それが結果的には孤独や不安感を生み、あなた自身の心を知らぬ間に侵食していきます。
これって、怖いですよね? ストレスというインベーダーに襲われているんです。ひゃーっ。

そんな時、自分のストレスを吐き出せる友達や仲間、家族、恋人等々はそばにいますか?
「話したらスッキリしちゃった」っていう経験は、誰にでもあるはず。話すとラクになる事
って、いっぱいありますよね。「話す」という行為は、カタルシスの効果があるんですよ。
えっ? カタルシスって何?と思ったアナタ。カタルシスとは「精神的な浄化作用」の事です。
私は「ココロのお風呂♪サッパリ効果」と呼んでいます(笑)。グチったり、陰口・悪口を
言ったり、バカ話をしたり、バカヤローって叫んでみたり、これも全部カタルシスですね。
このカタルシスのおかげで、ココロのバランスを取ってる私達。必要なことなんですね。

しかし、もしそんなカタルシスがなかったら、一度カウンセラーに話してみませんか? 
聴き手のプロであるカウンセラーという助っ人を得て、自分の話したい事を存分に話して
みる。抱えている問題は何であれ、一旦吐き出す事で、今の自分を表現してみる。
全てはそこから始まるんだと思います。ちょっと想像してみて下さいね。カタルシスが
できない状況って、自分に対する評価が下がって、ちょっと自己嫌悪になっていませんか?

どんな事が起きようと、あなた自身の価値は変わらないのに、まずこの低下した自分に
対する評価を元に戻しましょうよ! この自己評価の事を「セルフ・エスティーム」という
のですが、コレをUPさせましょうよ! あなたは今のままで十分生かされ、愛される資格は
あるんですから。今まで生きて来た自分に胸を張って、素直にほめてあげて下さいね。

この頃、新聞やTV等で、幼児虐待のニュースが取りざたされていますが、当事者である母親
(たいてい母親という表現になってしまいますが)にしても、決してそうしたいと思ってし
てる訳ではないんですよね。虐待しているという事実は事実です。証拠がある訳ですから。
しかし、なぜこの母親が可愛い我が子に虐待をしなければならないのかという背景を探って
いかなければ、何の解決にもなりません。事の善悪や犯人探しは簡単です。でも、当の母親
だって辛く、苦しんでいる現実がある。それを表現できる場がない。受け止めてくれる人が、
そばにいない。これが悲劇の発端になっていないでしょうか? その自己表現の場がカウン
セリングであり、自分の話を存分に聴いてもらえる、自分を理解してくれる、受け止めて
くれるという感覚が、その人の安心感につながって、生きる支えとなり、励みにもなってい
くような気がします。人間はそんなに強くできてない・・・

だから、まずは話してみて下さい。そこから一緒に始めませんか?


2000-09-17 02:31:27
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空庵(Coo-an)
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