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コーチング
2009 年 2 月 23 日 月曜日

私たちの事務所は総勢7名ぐらいの小さな事務所ですが、研修講師という仕事柄か、それとも単に聞きやすいからなのか、スタッフはよく私に相談を持ちかけてくれます。「仕事の進め方で困っているんです…」「ここのところがちょっと難しいのですが…」

人の相談にのるのは嬉しいものです。ちょっと誇らしいとも思います。

詳しい内容を聞いたあとに、「それは…こうしたら」と解決策を提示すると喜んでもらえます。役に立ったと自分でも少し自慢げになります。

 

でも、それが一番いいやり方だとは思ってはいないのです。将来的に、自分にとっても、その人にとってもあまりいい結果にならないことが多いのです。

 

私が提示した解決策が良ければ良いほど、スタッフは度々私のところに相談に来るようになります。あまり回数が多くなると、自分の時間を取られることになり、自分のすべき仕事の手を止めて対応しなければなりません。「ちょっと調べればわかることなのに…」と思ったりします。でも、最初に手助けしたのは私なのです。スタッフは、その時に学んだ一番良いと思う方法、つまり私に聞くことを真っ先にやっているだけなのです。

 

でも、それは本当に一番良い方法なのでしょうか。私が居ないときはどうするのでしょう。代りの誰かに聞くのでしょうか。もし、そうだとすれば、教えてもらう以上の事をやろうとはしないように思います。別のやり方を試そうとも考えないでしょう。

 

私は、スタッフが自分で考えて答えを出すというチャンスを奪っているのかもしれません。教えられたことで出来るけど、それ以上のことはできない人に育てているのは私なのです。

 

私もスタッフも、最初にちょっと楽をしたがために、大切なことを置き去りにしているのです。もし、私がビジネスコーチなら、スタッフが自分で解決策を見つける手伝いをするでしょう。そして、解決策が出たら、やってごらんと背中を押し、あとは任せる。

解決策を教えるより時間は掛かるかもしれませんが、自分で解決策を見つけるようになって欲しいのです。

きっとスタッフは、本当に困った時にしか相談に来なくなるでしょう。しかも、それは自分で十分に考えてから。しばらくは手伝いが必要かもしれませんが、やがて一人で仕事が出来るようになります。解決策を自分で見つけることを知っているから

 

そのうちに、私以上の仕事をするようになるかもしれません。ちょっと悔しい気持ちにもなるかもしれませんね。でも私のチームは、私が一人だけで頑張っていた時よりはるかに成績もあがっていることでしょう。私が孤軍奮闘しなくても。